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「ゼロ・ダーク・サーティ」の試写会に行ったはなし

更新日:

ちょっと試写会に行ってから時間が経ってしまいましたが、
twitterの試写会抽選に当たって試写会に行ってきました

今回は、いよいよ明日公開の映画

「ゼロ・ダーク・サーティ」の試写会に行ったはなし



映画「ゼロ・ダーク・サーティ」とは、

「全米同時多発テロ事件の首謀者であるテロ組織アルカーイダの
オサマ・ビンラディンの捕縛と暗殺が2011年5月2日に実行された

長らく消息もつかめなかった彼の居場所をどのように把握し、実行に至ったのか

知られざる事件の真相に、
『ハート・ロッカー』でアカデミー賞作品賞&監督賞に輝いた
キャスリン・ビグローが迫る衝撃のサスペンス」

Movie Walkerより)

今年のアカデミー賞最有力候補でもあります

最初のアナウンスで、2時間30分オーバーの作品と聞かされ、
正直にいうと途中であきるかなと思ったんですが、
全然そんなことなくあっという間に上映時間が過ぎました

この作品はニュースでもあるように、結末を知られている作品です



ある意味主人公のミッションが成功したことを知った上で見る映画です
映画なので、脚本ということは分かっていますが、
たぶんこの通りに作戦は実行されたんではないかと思えるほどです

この映画を作っている最中に、ビン・ラディン殺害のニュースが入ってきて、
脚本を書き換えたと言われていますが、よくここまで取材できたと思います

見終わった感想は、
「アカデミーをぜひとって欲しい」

目を背けたくなるシーンもありますが、ぜひこの映画は見て欲しい一本です

*追記 アカデミー賞は音響編集賞のみ受賞しました

これから公開の映画なので、この先はネタバレになります


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主人公マヤ(女性捜査官)が赴任するシーンから始まります
そのシーンが、目を覆いたくなるような拷問シーンです
最初マスクをつけて拷問を見ているマヤですが、途中からマスクを外します

外して顔をさらしたことで、この任務を成功させるという意思表示をしたように思えます
顔をさらすということは、自分も標的にされることを覚悟すること

このような覚悟があったからこそ、
彼女はこのミッションを成功させることができたのではないでしょうか

拷問で自白させるのは、もちろん人道的に間違っています
途中で拷問担当だった男の捜査官も、心理的にまいってアメリカに帰ってしまいます

映画なのに、なぜこんな生々しい目を背けたくなるシーンから始まるのかと思ったんですが、
途中でこのシーンがいきてます

拷問での自白に頼らなければ証拠を得られない、
敵の結束力の強さも捜査が進まなかった原因であることがわかります

映画の中でも、拷問による自白が人道的に避難され、
途中からスパイ活動で情報を得ることになります

しかし、なかなかしっぽを表さないので、スパイ活動用の人員をなかなかさいてもらえません
そのことに苛立ったマヤは、その当時の室長(でいいのかな)を、
映画ではぼかしていますが半ば強引な手で解任させます
(解任の原因となったリークは、マヤだったであろうと推測されるシーンが出てきます)

皮肉なことに、この目的に向かって手段を選ばない強引さ・冷徹さが、
途中で殉職してしまう友人の捜査官と運命を分けたような気がします

殉職してしまった捜査官はマヤの本質を見抜き、
マヤに向かい「友人いないでしょう?」と言います
だからと言って仲が悪いわけではなく、マヤも信頼していました

このような過酷な現場にいる捜査官としては人が良すぎる感じがしました
この捜査官は、人を信頼したことで結果的に殉職してしまいます
この捜査官が殉職してしまったことが転機となり、マヤはますます強引になっていきます
(前書した室長解任劇は殉職後のこと)

強引になったのは、なかなか進まない捜査に加え、
マヤの身にも危険がせまり、
今まで以上に警戒して精神的にも追い詰められていったのも原因のような気がします
(外食していたのを危険と言ってしなくなり、実際に車に乗っている時に襲撃されます)

誰もが違うと思った証拠を執念で組立て、
最後はビン・ラディンの居場所を特定します

しかし、ビン・ラディンがその場所に確実にいると確定される証拠が出ないため、
作戦実行のゴーサインがなかなか出ません

最後はマヤの強引さが身を結び作戦は実行されます
びっくりしたのは、作戦実行時まで確実な証拠がなかったこと

マヤ側から描かれている映画なので、状況証拠は100%、
なんで作戦実行されないか見ている側も苛立ってしまうような状況です
これは、結末を知っているっていうのもあるのかもしれません

また誤爆ということになったら、国に責任問題となるので慎重になるのも理解できます
最後は、マヤの強引さが身を結びGoサインが出るわけですが、
よくGoサインを出したなとCIA長官の英断に驚きました

映画のラストシーンは、マヤの涙で終わります
この涙が意味するものは、重圧から開放された「安堵」の涙だったのか、
燃え尽きてしまった涙だったのか?
涙の意味を考えてしまう映画でした

マヤの心情の変化などを見るだけでも、見る価値のある映画だと思います

映画には描かれてませんが、マヤのその後は、強引さがアダをなしたのか、
女性で手絡を立てたせいか冷遇されていると聞きます、残念です

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