6月16日に念願だった深堀隆介さんの作品展とライブペイントに行ってきました
昨年の9月~10月にかけて開催された
国立新美術館であった「色浴ノ秋(しょくよくのあき)」の時は、
ギプスをつけていたので、観覧するのをあきらめました
約1年越しで念願がかなって、すごく感動しました
と、いうことで、今回は
深堀隆介金魚作品展「こころの魚」
ライブペイントに行ってきたはなし
深堀隆介さんとは
深堀さんは、升や桶などの器に透明樹脂を流し込み、アクリル絵の具で金魚を描く美術家です
深堀さんの描く金魚は、まるで生きているよう
作品を見ると、本物の金魚を透明樹脂に閉じ込めたように感じます
私の下手な説明より、私が深堀さんのファンになったきっかけの動画を見ていただく方が早いと思います
深堀さんのHPはこちら 「金魚養画場」
赤い金魚ができるまで
*ライブペインティング中の撮影はOKでした
*深堀さんにブログ掲載許可を頂いています
まず最初にカンバスの布に霧吹きで水をふきます
これによって絵具が伸びやすくなります
でかいはけで朱色で大胆に胴体を描いていきます
うろこを描いていきます
目が入ると、命が吹き込まれていくのを感じます
輪郭をはっきりさせます
輪郭が入ると、今にも泳ぎ出しそうに感じます
赤い金魚の胴体部分が完成
おひれがなくても、泳いでいる姿が想像できます
でめきんができるまで
でめきんの胴体部分が描かれていきます
思ったより布が乾かなくって、ここから技法を変えたそうです
うろこが描かれていきます
色を重ね立体感がでてきて、でめきんにも命が吹き込まれていきます
さらにうろこを描き、命が吹き込まれました
赤い金魚におひれが描かれ、今にも泳ぎ出しそうです
でめきんにもおひれが描かれ、完成です
作品完成後に解説する深堀さんです
私には、スイレン鉢で泳ぐ金魚達に見えます
深堀さんのお話で印象的だったのは、
「白い金魚でもよく見ると色々な色が入っているのがわかる
一見するだけじゃわからない秘めた極彩色が、
内側に情熱を秘めた日本人に似ていると思う」という言葉
金魚はきれいなのでよく眺めますが、色でそこまで感じたことはなかった、
感性っていうのはこういうことなんだと思いました
それと、布でするライブペイントは初めてのこと
会場が「調布」ということで、布にチャレンジしたそうです
「こころの魚」深堀隆介金魚作品展は、6月15日~7月21日まで、
調布文化会館たづくり
の展示室で開催されています
当日の模様は深堀さんのブログに、
深堀さんから見たライブペイントの様子が書かれています
深堀さんのブログの当日の模様→ 「金色ノ鮒」
作品に命が吹き込まれる瞬間が見れて、すごく幸せな時間でした